2014年5月21日水曜日

Ogre iPhoneのインストール

Ogre3DiPhone port版があったのでここを参考に入れてみた。
OGRE (Object-Oriented Graphics Rendering Engine) は、クロスプラットフォームな3D描画エンジン。ゲームの開発等に使われている。

まずは、ダウンロード


ここから、「OGRE 1.9 SDK for iOS」を選んでダウンロード
Download
195Mもある。結構デカい。
ダウンロードしたパッケージの中のSDKを適当なフォルダへドラッグ
Sdk
次に、ここからプロジェクトのテンプレートと、iOS7用依存ファイルをダウンロード
Template
テンプレートはダウンロードしたパッケージを開いて指示に従ってインストール
Template install
iOS7依存ファイルの方は、先ほどインストールしたSDKのルートフォルダ直下にコピー
Depend

これで、SDKのインスートールが終わったので、

実際にプロジェクトを作ってみる。


プロジェクトの新規作成でOgreのテンプレートを選ぶ。
Project1
オプションで、「Use OpenGL ES 2.0」と「Use libc++」にチェックをつける。(つけないとコンパイルでエラーになった)
Project2
ブロジェクトが作成されたら、いざビルド!といきたいところだけど、そのままだとエラーになるので、いくつか設定が必要
まず、Valid Architecturesにarmv7sが含まれていると、リンクで失敗するので、削除する。
Armv7s
それから、プロジェクトのLibrary Search Pathsと、ターゲットのHeader Search Pathsがそれぞれ次のように設定されていることを確認する。
Library Path
Header Path
上の設定で使用されているOGRE_SDK_ROOTをユーザ定義設定に追加する。値は、OgreSDKフォルダの場所を設定する。
User setting
Sdk root
これで晴れてビルドできるようになったので、実際に実機で動かしてみる。

実行...ドンっ!

Ogre

デカっ!

コンソールにログが出力されており、よく見るとエラーらしきものも混じっている。とりあえず、動いているのでよしとする。
Ogreはもともとデスクトップ用に開発されており、言語はC++で開発されている。Windows,Mac,Linuxで動作させられる。ソースをチラと見てみたがなかなか難解。クラス数も膨大でこれを覚えるのは結構しんどいと思う。しかも、Ogreはその名の通り、グラフィック専用のライブラリであり、音やネットワーク等の機能は含まれない。これらが必要なら別途それ用のライブラリを使う必要がある。ただし割とドキュメント類は揃っているようす。英語だけど。
Objective-CはC++もサポートしてるので、ソースの拡張子cppをmmにして、Objective-C++にすれば、Cocoaのクラスも使える。(はず...試してない)
ひとまず、今日はここまで。

※ Ogreをアンインストールする場合は、こちら

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